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筑波大学 大学院数理物質科学研究科 アファリア・ジェシカ助教にお話を伺いました。
(元のインタビューは英語でこちら)
科学に興味をもつようになったきっかけは何ですか?
子供の頃、私は様々な事象や自然に興味がありました。私の父は森林管理者として働いていましたし、兄は、アメリカで化学の博士号を取得しました。ですから、私は好奇心が育つ環境にいたと思います、
科学の道に進むにあたり、影響受けた方がいれば教えてください。
高校の時は、STEMでのキャリアはどのようなものであるかを思い描くことはできませんでした。しかし、とてもいい物理学の先生、Aimee Chamen-Gragasinさんとの出会いがありました。その先生は、基本的な概念を理解できるように、またその概念を実際の状況に適用できるよう教えてくださいました。また、大学では、Cristine Villagonzalo博士の労働倫理に本当に敬服しました。彼女は、授業、会議、学位審査のため、いつも入念に準備をしてきました。
現在のお仕事、あるいは研究に至った道のりを教えていただけますか。
私は、学士、修士、および博士号(フィリピン大学ディリマン校の国立物理学研究所で)を物理学で取得するという典型的な進路できました。その後、最初に神戸大学、次に福井大学でポスドク研究員を務め、その後、筑波大学の助教授に就任しました。
現在のお仕事の内容を聞かせてください。日々のお仕事の時間割りを教えてください。
2020年初めから、筑波大学の助教授になりました。私の研究は、超高速分光法を使用して材料特性を理解することです。特に新しい種類の半導体の研究に興味があります。
大学で働く場合、教育(授業)と研究の両方を行うことになります。実験をする、論文を書く、研究助成金の手続きをするという日もありますし、授業の準備、授業を行う日もあります。また、授業、研究の間に、外部での会議に参加したり、他の機関の共同研究者を訪問したりもします。
仕事にやりがいを感じるのはどんなときでしょうか。
私の仕事で一番良いところは、物事がうまく解決した瞬間です。たとえば、研究を始め、その概念を読んで理解し、独自のデータを収集し、結果を分析したとき、ある日、これらすべてが繋がり、実験している物質に何が起こっているのか、そして結果が何を意味するのかが明確に理解できるようになります。それが共同作業の産物であるとき、一段と満足します。
女性研究者として苦労したところはどんなことですか。
場所、文化、制度によって、受け入れ体制や先入観が違ってきます。私は性別の多様性が高い職場で働く経験をしましたが、それと同様に、私が唯一の女性である所でも働いています。私はどちらにおいても平等に対応されてきましたが、グループで唯一の女性である場合、日常の会話に入れなかったり、社会活動に呼ばれなかったりと、除外されることがあったりします。
将来理系の道に進みたい女子小中高生へのアドバイスをいただけますか。
あなたを指導し、あなたの成長を助け、そして、あなたが独立できるようになったあなたを認めてくれるような、いいメンターを見つけてください。経験によって自信が持てるようになります。なので、色々なことに挑戦できる機会を見つけてください。
そして最も大切なことは、楽しむことです!! ^^